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東京で家屋解体を頼むなら

現在の日本では、特に大阪万博を控え、東京や大阪でタワーマンションや高級マンションの建設が活発です。こうした数億円にも及ぶ高額な物件は、一体誰が購入しているのかと疑問に思う人も多いでしょう。なぜなら、日本人の平均年収が約400万円という現状では、一般のサラリーマンが都心で新築マンションを購入するのは非常に困難で、郊外で賃貸マンションを借りるのがやっとというケースも少なくないからです。

こうした「億ション」を購入しているのは、主にごく一部の富裕層や海外の中国資本だと言われています。中国では土地の私有が認められていないため、円安でデフレ傾向にある日本で比較的安価に不動産を購入できる点が人気を集めています。一部の富裕層がこれらの高額物件を買い漁ることで、部分的に不動産バブルが巻き起こっているのは事実です。


深刻化する空き家問題とその背景

その一方で、高度経済成長期に建てられたマンションや一戸建て、団地などの空き家が非常に多くなっているという現状があります。都心の中古物件も、不動産市場での物件価値が上昇傾向にあるとはいえ、5,000万円以上出さなければまともなファミリータイプの中古マンションが購入できない状態では、年収400万円の家庭が5,000万円の住宅ローンを組むのは現実的ではありません。

さらに、高度経済成長期に建設された物件は築年数が50年以上というものも珍しくなく、老朽化が著しいため売却も難しい状況です。こうした老朽化したマンションや一戸建ては、相続人が見つからない、親族がいない、相続する子供が地方在住であるなど、様々な理由で空き家のまま放置され、老朽化が進むとともに、空き物件が目立つようになっています。

空き家がもたらす弊害

空き家問題は様々な弊害をもたらし、社会問題となっています。

  • 安全上のリスク: 老朽化した一戸建ての外壁やブロック塀、レンガ壁などが落下し、通行人にけがをさせる問題。
  • 近隣への迷惑: メンテナンスされていない家屋が隣の家屋にもたれかかったり、倒壊して迷惑をかけるケース。
  • 景観の悪化: 手入れされない庭木が伸び放題で、隣の庭に越境して迷惑をかける問題。

このような状況が見られるため、遺族や家族は早急に空き家の解体工事を行う必要があります。


東京の家屋解体:知っておくべきポイントと注意点

「東京 家屋解体」について、初めてでどこの業者に依頼すればいいのかわからず、途方に暮れるケースも増えています。しかし、解体業者との直接取引は控えるべきだと言えます。

直接取引のリスク

信頼のおけない業者との直接取引では、以下のようなトラブルが後を絶ちません。

  • 法外な工事費用の請求
  • 再三の追加料金請求
  • 不法な工事やゴミの不法投棄
  • 近隣への粉じん被害など、解体後もトラブルを抱える可能性

賢い業者選びの方法

では、どうすれば良いのでしょうか。この場合、信頼できるネットの一括見積サイトを利用するのがおすすめです。

  1. 必要事項の入力: 土地の広さ、家屋の高さ(何階建てか)、築年数、構造(鉄筋か木造か)、家財道具の有無など、必要事項をフォーマットに記入して送信します。
  2. 見積もりの比較: 複数の解体業者から見積もりがメールで送られてくるので、それらを比較検討し、相見積もりを取ることでおおよその相場が把握でき、最安値で解体してもらうことも可能になります。
  3. 現地査定と最終選定: 見積もりの段階で3社ほど業者を絞り込み、実際に現地で査定してもらい、最終的に業者を選定すると、トラブルも少なく満足できる解体工事となるでしょう。

補助金・助成金の活用と解体後の注意点

さらに良い業者選定として、自治体の補助金や助成金に精通した業者を選ぶのも賢明です。東京の23区の自治体にはそれぞれ助成金や補助金があり、これを上手く活用することで、さらに安く解体できる可能性があります。

自治体により名称は異なりますが、大きくは以下のものが存在します。

  • 老朽危険家屋解体工事補助金
  • 解体撤去費助成
  • 危険廃屋解体撤去費補助金
  • 空き家解体補助金

自治体によって助成金の上限額も様々であり、こうしたことを的確にアドバイスできる業者は非常に信頼がおけます。助成金は、申請すれば誰でも簡単に受けられるものではありません。その年の予算や枠組みが自治体にあり、先着順で受けられることになります。

このような助成金を活用すれば費用を抑えられますが、解体してしまうと住宅用地の特例による減税が受けられなくなることも把握した上で検討することが重要です。解体すると、固定資産税が最大6倍になってしまうことがある点も、しっかり把握しておく必要があります。

空き家問題の解決には、解体だけでなく、その後の土地活用も含めた計画的なアプローチが不可欠です。ご自身の状況に合わせた最適な選択をするために、信頼できる専門家と連携することをお勧めします。