初めての方でもわかる!庭を解体する際の流れを解説
1. 庭の解体費用の相場
庭の解体費用は、庭木や庭石、ブロック塀、池など、撤去するものの種類によって異なります。以下は主な費用の相場です。
庭木の処分費用
庭木の撤去には、伐採と伐根が必要です。伐採は木を切り倒す作業、伐根は根っこを掘り起こす作業のことです。
- 伐採費用:2,000円〜30,000円/本
- 伐根費用:3,000円〜10,000円/本
木の高さや根の広がりによって費用が変動します。特に大きな木になると重機が必要なため、費用が高くなることがあります。
庭石の処分費用
庭石は、重さに応じて費用が決まります。
庭石が大きすぎて人力で運べない場合、重機を使うため3万円〜5万円の追加費用が発生することもあります。
ブロック塀の処分費用
ブロック塀の解体費用は、1㎡あたり5,000円〜10,000円が相場です。
小規模でも、最低5万円程度は見積もると安心です。作業の難易度や重機の使用有無で費用が変わります。
池の処分費用
池の撤去費用は20万円が目安です。池を撤去する際には、地盤の緩みを防ぐために砂利や土を丁寧に埋め戻す作業が必要になります。
その他の費用
- 花壇:2万円〜3万円/㎡
- 物置:小型(400cm程度)1.5万円、大型(600cm程度)2.1万円
物置はサイズによって費用が異なり、「幅×奥行×高さ」で計算されることが一般的です。
2. 庭を解体する流れ
庭の解体は、以下のステップで進めます。
STEP 1: 解体業者を探す
まずは、庭の解体を行っている業者を探します。インターネット検索や口コミを活用し、複数の業者をリストアップしましょう。
STEP 2: 複数社に見積もりを依頼
費用は業者によって異なるため、2〜3社に見積もりを依頼して比較することが大切です。見積もりの際は、どの項目にどれだけ費用がかかるのかを確認してください。
STEP 3: 業者を決定
見積もりの内容や対応の丁寧さ、口コミなどを参考にして、信頼できる業者を選びましょう。
STEP 4: 打ち合わせ
工事日程や解体の範囲、費用の支払い方法について業者と詳細を打ち合わせます。
STEP 5: 解体工事開始
解体がスタートしたら、進行状況を確認しつつ、必要があれば業者に相談してください。
STEP 6: 解体完了・確認
作業が終わったら庭の状態を確認します。問題がなければ終了です。
STEP 7: 費用の支払い
支払いは工事完了後が一般的です。前払いを求める業者もあるため、契約時に確認しておきましょう。
3. 解体後の庭を整地する5つの方法
解体後の庭をどのように整地するかは、今後の活用方法によって選びましょう。以下に代表的な整地方法をご紹介します。
方法① 粗仕上げ
「とりあえず更地にしたい」という場合は粗仕上げがおすすめです。
費用目安:300円〜600円/㎡
重機で土地を平らにする簡易的な方法で、特に用途が決まっていない場合に向いています。
方法② 砕石舗装
駐車場として利用したい場合には、砕石舗装が適しています。
費用目安:2,000円〜7,000円/㎡
砕石を敷いて重機で固めるだけなので、比較的安価で済みます。
方法③ 真砂土舗装
土地を売却したい場合や見た目を重視する場合には、真砂土舗装が効果的です。
費用目安:3,000円〜7,000円/㎡
美しい仕上がりになるため、物件の価値を高めたいときにもおすすめです。
方法④ アスファルト舗装
本格的な駐車場を作る場合は、アスファルト舗装を選びましょう。
費用目安:4,000円〜6,000円/㎡
耐久性が高く、長期間使用できます。
方法⑤ 地盤改良
新しく建物を建てる場合、地盤改良が必要なこともあります。
費用目安:地盤の状態や方法による(要見積もり)
地盤の強度を高めるための工事で、安全な建築物を建てるためには必須です。
4. 業者選びのポイントと注意点
庭の解体工事を依頼する際は、次の点に注意しましょう。
注意点① 見積もりが安すぎる業者に注意
極端に安い見積もりを提示する業者にはリスクがあります。不法投棄や手抜き工事を行う可能性があるため、慎重に見極めましょう。
注意点② 不用品を適切に処分する
庭木や庭石を山や川に捨てるのは不法投棄に該当し、罰金の対象になります。自治体に相談して合法的な処分方法を選びましょう。
注意点③ 土中への埋設を避ける
不要物を土地に埋めると、将来の土地売却時に追加費用が発生することがあります。正しい処分方法を選ぶことが大切です。