看板の撤去を考えている方へ 依頼先や費用相場を詳しく解説!
看板撤去の依頼先はどこ?
看板を撤去する際には、主に以下の2つの業者に依頼できます。
1. 解体業者
解体業者は、建物や構造物の解体を専門としている業者です。店舗や事務所の解体工事を含めて看板の撤去を依頼する場合、解体業者が最適です。
たとえば、看板の基礎部分の撤去が必要だったり、ビルや店舗の解体と同時に行いたい場合には、解体業者の経験豊富な技術が役立ちます。
ただし、小規模な解体を専門とする業者の場合、高所作業や大掛かりな撤去が難しいケースもあるため、事前に確認することが大切です。
2. 看板屋
看板の設置を行う専門業者である看板屋も、看板撤去の対応が可能です。特に看板のみを撤去したい場合におすすめです。設置時に依頼した看板屋が分かれば、連絡を取るのがスムーズでしょう。
ただし、看板屋が少ない地域では、業者を探すのに手間がかかる可能性があります。その場合は、解体業者を最初から検討したほうが良い場合もあります。
看板の種類と撤去費用の相場
看板の撤去費用は、種類や設置条件、作業内容によって異なります。ここでは、主な看板の種類と撤去費用の相場を詳しく見ていきましょう。
種類 |
撤去費用相場 |
ウィンドウステッカー |
数千円〜2万円 |
文字看板 |
1万円〜2万円 |
スタンド看板 |
1万円〜2万円 |
袖看板 |
2万円〜3万円 |
内照式看板 |
2万円〜3万円 |
野立て看板 |
2万円~3万円 |
懸垂幕・横断幕 |
2万円~3万円 |
壁面看板 |
3万円 |
テント看板 |
2万円~5万円 |
欄間看板 |
3万円〜5万円 |
屋上看板・広告塔 |
10万円〜20万円 |
ポイント
これらの費用はあくまで撤去作業そのものの金額です。基礎部分の撤去や産業廃棄物の処分費用が別途必要になる場合もあります。
看板の種類ごとの特徴と費用例
看板の種類によって撤去方法や費用が異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
スタンド看板
店舗の前に置かれる自立式の看板で、軽量なものが多いです。電飾がついていないタイプなら自分で撤去することも可能ですが、業者に依頼すれば1万円〜2万円程度で対応してくれます。
壁面看板
建物の外壁に直接取り付ける看板で、高所作業が必要な場合は費用が高くなりがちです。処分費を含めると3万円以上になることが一般的です。
屋上看板や広告塔
ビルの屋上に設置された大型の看板で、撤去には高所作業車や特殊な技術が必要です。そのため10万円〜20万円と費用が高額になります。
撤去費用が高くなるケース
「予想していたより費用が高かった…」という事態を防ぐために、撤去費用が高くなるケースを確認しておきましょう。
1. 看板の構造が特殊な場合
支柱の数が多い、地中深くに基礎が埋められているなど、特殊な構造の場合は手間と時間がかかり、費用が増加します。
2. 大きい看板を撤去する場合
高さ5m以上の大型看板は、安全確保のための大掛かりな工事が必要です。これにより費用が高くなります。
3. 足場が必要な場合
高所に設置された看板や人通りが多い場所では、足場を設置して安全性を確保する必要があります。足場設置の費用が加算されます。
4. 高所作業車の使用が必要な場合
ビルの屋上や外壁に設置された看板の撤去には、高所作業車のリース代や専門技術者の確保が必要です。
5. 基礎部分の撤去が必要な場合
看板の土台部分を撤去する場合、重機を使うことになり、追加の作業費がかかります。
費用を抑えるポイント
看板撤去にかかる費用を抑えるために、次のポイントを押さえておきましょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
業者によって価格設定や対応内容が異なるため、2~3社以上に見積もりを依頼することで適正価格を把握できます。
事前に図面や資料を用意する
看板設置時の図面や資料を業者に見せると、現地調査がスムーズになり、正確な見積もりを提示してもらえます。
依頼時の注意点
トラブルを避け、スムーズに撤去作業を進めるための注意点を解説します。
仕上げ状況を必ず確認する
撤去後の壁面の汚れや、基礎撤去後の整地が不十分な場合があります。工事完了時に確認しましょう。
悪徳業者に注意する
撤去物を不法投棄する悪徳業者も存在します。信頼できる業者を選ぶために口コミや実績を確認しましょう。
見積もり額が極端に安い業者は避ける
極端に安い見積もりを出す業者は、後から追加費用を請求する可能性があります。