現場ブログ

管理不全空き家、特定空き家とは?概要と固定資産税について解説

皆様こんにちは!

東京都 江戸川区 葛飾区 江東区を中心に解体工事をさせていただいています。東京エース解体です!

東京の物件で解体工事をしたいと考えられている皆様。

近年、日本社会における空き家問題は深刻化しています。

空き家は放置されると倒壊の危険性や衛生被害などのリスクをもたらすだけでなく、地域全体の景観悪化や犯罪の温床となる可能性も指摘されています。

そこで今回は、空き家の中でも特に問題視されている「管理不全空き家」「特定空き家」について、ご紹介します。

 

管理不全空き家、特定空き家とは?

管理不全空き家とは?

2015年5月26日に施行された「空き家等対策特別措置法」では、放置され危険な状態である空き家を「特定空き家」として認定することになりました。

さらに2023年に空き家対策特別措置法が改正され、新たに「管理不全空き家」が認定されるようになりました。

管理不全空き家とは1年以上、誰も住んでいない状態の家で管理が不十分であり、今後もそのままの状態だと特定空き家に指定される恐れのある空き家を指します

管理不全空き家は特定空き家に指定される前段階の状態です。

管理不全空き家に指定される要因

管理不全空き家に指定される要因としては以下の4点が挙げられます。

  • 安全性が疑われる状態
  • 環境や衛生に悪影響を及ぼしている状態
  • 地域のコミュニティや不動産価格に悪影響とみなされる状態
  • 犯罪数が増加する可能性

倒壊の危険性がある家や、不法投棄でゴミだらけの家など近隣住民だけではなく、地域全体に悪影響を及ぼしてしまいます。

このような家を管理不全空き家に指定することで、行政を介入しやすくして早期改善を図る目的です。

特定空き家とは?

2015年5月26日に施行された「空き家等対策特別措置法」では、以下のような状態にある空き家が「特定空き家」に該当するとされています。

  • 倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態

具体例:柱や梁が腐食している、屋根に穴が開いている、シロアリ被害が著しいなど

  • 著しく衛生上有害となるおそれのある状態

具体例:ゴミや動物の死骸などが放置され、悪臭や害虫の発生があるなど

  • 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態

具体例:壁や屋根が破損している、草木がぼうぼうに生えている、落書きがあるなど

  • その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

具体例:不法投棄の場所になっている、犯罪者の隠れ家になっている、動物の鳴き声や糞尿で悪臭がしているなど

これらの状態にある空き家は、地域住民の生活環境を悪化させ、安全面でも大きな問題となる可能性があります。

どうしたら指定を解除できるの?

特定空家に指定された空き家は、以下の条件を満たせば解除することができます。

  • 倒壊の危険性などの問題点を改善する
  • 行政からの指導や勧告に従う

具体的には、以下のような対策が有効です。

  • 空き家を定期的に点検し、必要な修繕を行う
  • ゴミや不要品を放置しない
  • 害虫駆除などの衛生管理を行う
  • 空き家管理業者に依頼する
  • 空き家を解体する

空き家を放置せず、適切に管理することが重要です。

特定空き家の固定資産税は?

通常の家屋が建つ土地は住宅用地の特例措置の対象とされ、土地にかかる固定資産税が安くなっています。

(住宅用地の特例:住宅が建つ土地にかかる固定資産税が6分の1や3分の1などに減額される特例)

しかし、特定空家に指定された後に、自治体から改善の「勧告」を受けると、住宅用地の特例措置の対象から除外され、固定資産税の優遇措置が適用されなくなる関係から、固定資産税が多くかかります。

特定空家に指定され、自治体から「勧告」を受けた場合の固定資産税額

住宅用地の特例措置が適用される場合と、されない場合とでは、以下のように固定資産税額が変わってきます。

 

例)空き家の敷地面積が200㎡以下、課税標準額が【建物】500万円【土地】2000万円だった場合

■住宅用地の特例措置が適用される場合(通常の土地、建物にかかる固定資産税額)

【建物】500万×1.4%(税率) = 7万円

【土地】2000万×1/6(住宅用地の特例措置による減額)×1.4%(税率) = 4.7万円

合計 11.7万円

■住宅用地の特例措置が適用されない場合(自治体から「勧告」を受けた特定空家にかかる固定資産税額)

【建物】500万×1.4%(税率) = 7万円

【土地】2000万×1.4%(税率) = 28万

合計 35万円

上記の場合、自治体から「勧告」を受けた特定空家にかかる固定資産税額は、通常よりも年間23.3万円高額になることが分かります。

さらに、自治体からの「命令」に応じずに違反となった場合、最大50万円以下の過料が科せられてしまいます。

☆合わせて読みたい☆

東京エース解体の特徴とサービス

解体工事に伴うトラブルや事故の回避方法

東京エース解体の取り組み 安心安全な解体工事を!

 

最後に

放置された「管理不全空き家」「特定空き家」は、地域住民の生活環境を悪化させ、犯罪の温床となる可能性も指摘されています。

所有者にとって、固定資産税増額や行政命令、最悪の場合は強制解体というリスクも伴います。

解体工事は、これらの問題を解決するための有効な手段です。

次回は、「管理不全空き家」「特定空き家」の罰則について詳しく解説します。是非ご覧ください。

東京エース解体は経験豊富なスタッフが各種建築物の解体に対応し、確かな専門知識と技術力を誇ります。

不動産・リフォーム・解体工事等、信頼できる協力会社も多数あり、

お客様のニーズに応じて、老朽化した建物の解体から新築計画まで幅広い解体工事を行います。

東京都 江戸川区 葛飾区 江東区の解体工事について東京エース解体へお気軽にご相談ください!!

 

解体工事の問い合わせ方法

電話での問い合わせ

お電話いただくことで、担当者が詳細をお伺いし、解体工事に関する質問や相談にお応えいたします。

TEL: 0120-202-604

メールでの問い合わせ

メールでの問い合わせはこちらのフォームから是非お寄せください。

https://ace-kaitai.com/contact/

無料お見積や質問もお気軽にお問い合わせください。

LINEでの問い合わせ

LINEでもお問い合わせを受け付けています。LINEでの問い合わせをご希望の方は、以下のフォームよりお友達追加をよろしくお願いいたします

LINE Add Friend

お客様のご都合に合わせて、最適な連絡方法をお選びいただきお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ内容に対しては、迅速かつ丁寧に対応させていただきます。