木造解体の手順と注意点をわかりやすく解説！安心安全な工事のポイント

コンクリートやアスファルトの解体工事のポイントを解説！費用や注意点・業者の選び方も押さえよう

コンクリートとアスファルトの違い

コンクリートとアスファルトはどちらも道路の舗装に使われるため、似たようなものと考えがちですが、それぞれに特徴や長所・短所があります。

コンクリートとは

コンクリートは砂と砂利をセメントで混ぜ合わせ、水を加えて固めることで作られます。白っぽい見た目が特徴で、非常に固くて丈夫です。

コンクリートの長所

• 耐久性が高い: ダムや堤防など強度が求められる場所で使用されます。
• 熱に強い: 夏でもあまり熱くならないため、快適です。
• 多用途: さまざまな形に加工可能で、建造物やブロック塀などにも利用されます。

コンクリートの短所

• 重くて運搬が大変: その重量から運搬や撤去にはコストがかかります。
• 固まるまでに時間がかかる: 工期の短い工事には向いていません。
• 追加工事が難しい: 一度施工すると修正が困難です。
• 地盤調査が必要: コンクリートの重さに耐えられる地盤が求められます。

アスファルトとは

アスファルトは砂と砂利を油で混ぜ合わせ、加熱して固めたもので、黒っぽい見た目をしています。

アスファルトの長所

• 水はけが良い: 雨天時でも水がたまりにくいです。
• 固まりやすい: 施工時間が短く、手間がかかりません。
• コストが低い: 比較的安価に施工できます。

アスファルトの短所

• 耐久性が低い: コンクリートに比べて寿命が短く、補修が必要です。
• 熱に弱い: 夏場は高温になり、やわらかくなるためタイヤ跡がつきやすいです。

コンクリートの解体方法

クラッシャー（ワイヤーソー）工法

ダイヤモンドカッターを使用し、場所を選ばずに作業が可能で、騒音が少ないのが特徴です。

ブロック塀やコンクリート壁の撤去に最適です。

ウォールソー工法

切断面に直線を引き、レールを置いて切断機を走らせる方法で、精密な作業が可能です。

技術が求められるため、高度なスキルを持つ作業員が必要です。

ウォータージェット工法

超高圧水でコンクリートを破砕する方法で、振動や騒音が少なく環境に優しいのがメリットです。

特に老朽化したコンクリートの解体に向いています。

圧砕（圧搾）工法

圧砕機を使用してコンクリートを砕く方法で、振動や騒音が少ないものの、粉じんが発生しやすいのがデメリットです。

アスファルトの解体方法

IH式工法

アスファルトの下部にある鋼床版との接着を解く方法で、時間と費用がかかるものの、騒音や振動を抑えて作業が可能です。

オーバーレイ工法

アスファルトの表面部分だけを一部剥がして新しいアスファルトを敷く方法で、補修工事として用いられます。

コンクリート・アスファルト解体工事の注意点

費用を抑えるためには「相見積り」を

解体費用を抑えるためには、複数の業者から見積りを取りましょう。

相場よりも極端に安い業者には注意が必要です。

自力で解体すると費用は安くなる？

狭い範囲なら自力での解体も可能ですが、専門的な技術や道具が必要です。

費用面だけでなく、安全面も考慮して専門業者に依頼するのが無難です。

近隣への配慮

工期は比較的短いものの、騒音やトラックの出入りがあるため、近隣住民への挨拶は欠かせません。

埋設物に注意

駐車場などの解体工事では、地下埋設物の存在に注意が必要です。

元々建物があった土地を更地にしてから舗装し、駐車場などにしたといった場合、地面を掘り返してみると予想もしていなかったものが埋まっていた…ということがあります。

建物を解体したときのガレキや廃棄物、建物の基礎がそのまま地中に埋まっている場合があり注意が必要です。

また、再建や売却時にトラブルを避けるためにも重要な作業です。

事前に地中の状態を確認し、予想外の埋設物が出てきた場合の対応を業者と打ち合わせておきましょう。

コンクリート解体業者の選び方

サービス内容やアフターフォロー

業者のサービス内容やアフターフォローが充実しているか確認しましょう。

施主に対してわかりやすい説明ができる業者を選ぶことが大切です。

見積書の内容は適切か

見積書の項目が大雑把でなく、単価が明確な業者を選びましょう。

質問に対して誠実に回答してくれるかも重要です。

過去の実績は豊富か

業者の過去の施工実績をチェックし、経験豊富な業者を選びましょう。

実績が少ない業者でも、適切な費用で仕事をしてくれるなら問題ありません。

遠方の解体業者も選択肢に入れる

特殊な工法が必要な場合は、遠方の業者にも相談してみましょう。

ネットを活用して積極的に探すことが重要です。