現場ブログ

解体工事でのクレームについて

 

 

皆様こんにちは!

東京都 江戸川区 葛飾区 江東区で解体工事をさせていただいています。東京エース解体です!

東京の物件で解体工事をしたいと考えられている皆様。

工事では騒音や振動の発生はどうしても避けられない部分です。

解体工事を実施するにあたって、騒音や振動などによる近隣からのクレームがないか不安になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は”解体工事でよくあるクレーム”について紹介させていただきます!

 

 

解体工事のクレームの責任は誰にある?

民法716条(参考:e-Gov法令検索)によれば、「注文者は、請負人がその仕事について第三者に加えた損害を賠償する責任を負わない。

ただし、注文又は指図についてその注文者に過失があったときは、この限りでない」とあります。

つまり基本的には、解体工事で生じる騒音や振動、粉塵、そして重機の操作ミスで隣家の塀を壊してしまったなどの被害は、解体業者に責任があると言えます。

ただし、施主に過失があった場合は、施主が負うとされています。

例えば、工事計画や施工方法を無理に変えさせるなどして起きた事故の場合です。

責任が施主にない場合でも、近隣との関係を悪化させないようにする必要があります。

 

解体工事でよくあるクレームの種類

ここからは、解体工事でよくあるクレームの種類についてそれぞれ解説します。

あらかじめ把握しておくと回避する上で役立つでしょう。

騒音

解体工事でクレームになりやすいのが騒音です。

解体業者は建物の周りを養生シートで覆ったり、場合によっては防音シートを使ったりして対策をします。

しかし、重機などを使用して建物を壊す際は大きな音が発生し、騒音を完全になくすことはできません。

騒音と同じく、工事による振動もクレームが起こりやすい要因です。

粉塵

建物を解体する際には、粉塵が飛散します。

養生シートで防止対策をしていてもすべてを防ぐことは難しく、「洗濯物が汚れた」「車がホコリまみれになった」などのクレームが起こる場合があります。

重機

工事で使用する重機が原因で「道路をふさいでいて通行できない」「家や塀が傷ついた」などもあります。

万が一、近隣の建物を傷つけてしまった場合は、解体業者が賠償金を支払う形になります。そのため損害賠償保険に加入している業者を選んでおくと安心です。

路上駐車

現場では廃棄物などを運搬するトラックだけでなく、作業員の車の路上駐車により近隣住民の通行の邪魔になるケースがあります。

解体業者の態度やマナー

「挨拶をしない」「路上でタバコを吸う」「ゴミを片付けない」など、作業員の態度やマナーが悪いと近隣住民は不安に感じてしまいます。

クレームにつながる恐れもあるので、近隣の方へ誠実な対応をしてくれる業者を選びましょう。

解体工事における騒音・振動の基準値

解体工事において騒音や振動の発生は避けられないものですが、人によって体調に影響する人もいるでしょう。

環境省は、工事の騒音と振動に関する法律として「騒音規制法」「振動規制法」を定めています。

基準値の上限については「環境大臣の定める基準」によるとされ、

騒音の上限 85db

振動の上限 75db

となっています。db(デシベル)とは、音の大きさや強さを表す単位のことです。

 

騒音と振動以外にも、作業を行う曜日や時間帯なども定められています。

解体業者は基準値を超えないよう注意して作業を進める必要があります。

このような基準を順守する業者を選びましょう。

施主としても大きなトラブルに繋がらないよう、基準値について理解しておくと良いでしょう。

 

受忍限度とは?

法律上、基準値に問題はなくとも、騒音だと感じるレベルは人それぞれのため「受忍限度」という基準もあります。

受忍限度とは、人が一般的な生活を送る中で、この程度までは我慢すべきとされる判断基準のことです。

明確な数値の基準はありませんが、一般住宅の解体工事であれば日中に作業して数日で終わる場合も多く、ルールを守った工事で受忍限度を超えていると判断されるケースは少ないでしょう。

基準値とあわせて受忍限度も理解しておくと、クレームが起こった場合でも冷静に判断できます。

 

基準値を超えた場合はどうなる?

万が一基準値を超えた場合でも、騒音や振動が基準値を超えるのが一時的であればすぐさま違法な行為だと判断されるケースは少ないです。

なぜなら大型の重機を使用する解体工事の場合、一時的に基準値を上回る音や振動の発生は避けられないからです。

ただし基準値が持続的に超える場合は、解体業者が行政から改善勧告などを伝えられる恐れがあるため注意が必要です。

 

クレームを避けるためにできる対策

ここからはクレームを避けるためにできる対策について解説します。

問題が起きる可能性を少しでも減らすために確認しておきましょう。

実績があり信頼できる業者を選ぶ

最も重要になるのが、信頼できる優良の解体業者を選ぶことです。

実績がある業者であれば高い施工技術があり、騒音・振動・粉塵などについても養生シートや防音シートなどできちんと対策してくれるでしょう。

挨拶やマナーなどもしっかり行える業者とマナーの悪い業者では印象が全然違うため、クレームの発生率も変わってきます。

万が一クレームが起きた場合も適切に対処してくれる業者を選びましょう。

事前に近隣挨拶をしっかり行っておく

解体工事の前には、近隣への挨拶回りを行うのが一般的です。

業者が主導で行ってくれますが、人によっては施主が挨拶に来ないと不満に思う場合もあるので可能な限り施主も同行すると印象が良いでしょう。

事前に挨拶に行って顔を合わせておくことで、大きなクレームになるのを防げるでしょう。

近隣の壁などの写真を撮っておく

稀に、もともとあった傷を「解体工事のせいでできた傷だ」と嘘のクレームを言う人がいます。

あらかじめ近隣の壁や塀などの写真を撮っておくことで工事が原因でできた傷かどうかを判断でき、責任の所在を明らかにしやすくなります。

 

最後に

今回は、” 解体工事でよくあるクレームについてご紹介しました!

騒音や振動、粉塵、路上駐車、業者のマナーなど、近隣住民からクレームが出ないよう、

適切な対策をとった上で工事を進めてくれる優良解体業者を選びましょう。

クレームを受けた場合は、後回しにせずなるべく早く事情説明に行くことも大切です。

そうすることで、大きなトラブルに発展するのを防ぐことができます。

解体工事について疑問や不安がある方は、専門スタッフがしっかりサポートいたします。

東京都 江戸川区 葛飾区 江東区の解体工事について東京エース解体へお気軽にご相談ください!!